静かに、そして強く問う建築家。
2024.06.07
こんにちは、アクラです。
先日、現在時の人となっている
『山本理顕』やまもとりけん さんの
講演会に参加してきました。
建築界のノーベル賞 と言われる
プリツカー賞を受賞された方になります。
名だたる建築家が受賞しているこの賞ですが
日本人では、丹下健三さんや安藤忠雄さんも
受賞されています。
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山本さんは現在79歳
静かに、理性的な会話の内容でしたが
非常に強い信念と覚悟・仕事観、そして
私たち建築を仕事としている人間への
強いメッセージを送られました。
今回の講演会で強く感じたのは
現在の住宅事情というのが、性能が高まっている反面、人間同士のコミュニケーションとしてはどんどんと、希薄なものとなり、日本人のコミュ力を奪っている。
現代の住宅のような団地区画はなぜ生まれたのか。
当たり前のように思っていた、住宅区画やその周辺の法律関係にもっと疑問を持つべきかも。
そう思うことが多い講演で
学びというよりは、強いメッセージと、何のために、だれのために建築はあるべきか。という、使命感を問われるような講演でした。
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私たちアクラも
人が長く使うものを作っています。
そして、その空間から伝わる影響が
家族やビジネス、場合によっては公共へ、影響があったりします。
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はたして使い捨てのような建築で良いのか。
戦う建築家からの熱いメッセージを
受けたあとに、見上げた居酒屋に
掲げられていたメッセージに
さらに後押しされるのでした。