今年は「災」が、その年をあらわす漢字に選ばれ、
晴れの国と言われる岡山でも、甚大な水害が起こりました。
建築に関わる者として、
天災に対して何ができるだろうと考える一方で
自然の力にはかなわないという無力感も感じた年でした。
想定外の猛威をふるう自然に対して、
建物の力だけでどこまで対抗できるのか?
そんな思いを持ちながら
現在も被災された方々の家屋の改修工事にあたっています。
現地では職人さんの手が足らず、
まだ手がつけられていないお宅もあると聞きます。
私たちは自然や気候を切り離して生きていくわけにはいきません。
だからこそ、私たちの命や暮らしを守る家は、
自然災害に強くなければなりません。
こんな惨状が二度と起きないよう、
建築業界の人間として
できうる限りの努力と心血を注いでいきたいと
改めてその思いを強くしています。
本年は多くの皆様にお世話になりました。
厚く御礼を申し上げます。
来年もアクラをどうぞよろしくお願い申し上げます。