有限会社アクラ

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建物を大事に使う ~リノベーション~
2024.09.13

こんにちはアクラです。

現在、倉敷市内で薬局店をパン店へリノベーション中です。

リノベーションで悩ましいのが

新・旧 とのコラボ

そのマッチングが合うか・合わぬか

また合わなくても高めあえるか

色でいえば補色のような効果が

表現できるか?などなど

なかなか悩ましいところです。

この建物、オーナー様とお話を

する中で、なんと家族3代の店舗であり

住居としても、様々に

形態を変えながら、

そしてこの令和にパン店として

リノベーションされる

変化点になります。

いずれにしても、三代受け継がれる

という事は、『大事に』扱われてきた証拠です。

車でもずっと乗り続けるのは

至難の業なわけですから

建物で3代となると

なかなかの歴史です。

リノベーションを

古いものをふさぎ、隠すように

行うのは何か違う気がします。

古きを生かし、

派手ではない

どっしりとした『土台』を

作り直すことが

大事になる気がしています。

その『土台』が洗練された

ものであれば、デザイン性を

兼ねれると考えるのです。

もう少し、悩ましい日が続きそうです(笑)

涼を求めて
2024.08.21

こんにちは、アクラです。

お盆も明けましたが、まだまだ暑さが厳しいですね。

現場では暑さと戦いながら、屋根工事を行いました。

屋根は住まいを雨から守るだけなく

強烈な夏の日差しも遮る

大事な役割を持っています。

そんな残暑厳しい中ですが先日、岡山市内の龍ノ口山を登り、登りと下りで約1時間半ほど

夏の森林へ涼を求めてきました(笑)

山を登ると、ふもとから空気が異なるのが分かります。

植物と豊富な水分が、熱を冷ましてくれているのが伝わります。

・・・・

ここ数年、今までに経験が無い夏の暑さが続いています。そのため

住宅にとっては、夏対策も重要な建物計画の

一つとなっていると感じます。

アクラでも、夏対策の一つとして

深い軒のデザイン提案や

グリーンの配置をお勧めしています。

昨今では、植物を置かない家も多くはなっていますが、植物がもたらす涼の恩恵は、材木としても、植樹としても

かなりあると考えます。

8月18日のまだ暑い日でしたが、龍ノ口山山頂は

25~26度ぐらいと、非常にさわやかな風が吹いていました。

暑い中の涼を、作り出していく為には

機械ではなく、植物が一番

エコロジーかもしれませんね。

良い予感。
2024.07.29

こんにちは、灼熱の日々が続いている

岡山の工務店 アクラです(笑)

あまりの暑さに外仕事に躊躇してしまいますが、そんな熱い7月末

某所で棟上げ工事を行いました。

この暑さの中でも

的確に工事を行える大工さん達。

アクラスタッフも、現場に集合し

お手伝いです。

いつもはあまり来てほしくない雲も

今日は恋しい限り(笑)

抜けるような空が見える中

無事に屋根まで伏せることができました。

スタッフで話しながら

『良い家になる予感がするね』と話をしていました。

なぜなら、工事の休憩中

暑い中ですが

お互いにねぎらい、時に笑いながら

オーナーと一緒に食事をし

楽しく工事をしていたから。

さて、本当に素敵に仕上げていくのは

ここからです!

K様 本日は暑い中 本当にありがとうございました♪

もう少しで完成&これからスタート
2024.06.14

こんにちは、アクラです。

現在工事中のリノベーションの現場が

佳境を迎えてきました。

新旧のバランス感覚を

表現する、これからが腕の見せ所です(笑)

こうご期待です。

そして、これからスタートする

K様宅。

2世代続いたご実家を解体し

今度は二世帯住宅へ

変貌を遂げます。

その工事をアクラに担わせていただきました。

雨降り前の快晴に

神様へ感謝です。

今後の進捗に こうご期待です。

水を意識した建物づくり
2024.05.28

こんにちはアクラです。

本日は台風が関東に近づいていることもあり、雨脚が強い日となっています。

家を持たれている人はもちろんですが、建築中は工事をする者として

雨・風は常に気になる自然現象の一つです。

建物を見ると、ほとんど水平・垂直のように見えますが、

実は雨を流す『水勾配~みずこうばい~』という、緩い傾きを外部空間の水平面では計画をしていきます。

遠目に見ると、まったく傾いていないように見える階段や、タイルデッキ・土間コンクリートなども

よく見ると、かすかに傾きを加えて、水が溜まらないようにしています。

また、一見邪険にされてしまいがちな雨ですが、当然ながら 植物たちにとっては

恵みの雨ですし、畑を持たれている人ならわかりますが、必要な『雨』なわけです。

草抜きを面倒なため、昨今では 土で仕上げる庭というものが少なくなり、コンクリート舗装や、アスファルト、人工芝などなどに代替されがちです。

上記で説目した『水勾配』を気にせず、グランド計画を考えられる 土の仕上げや、砂利・石・天然芝などは、メンテナンスに若干のひと手間はあるものの、長きにわたって 雨を静かに受け止めてくれる大切な役割を持っています。

案外、寝ている間の雨音というのは、屋根だけに限らず 庭をたたきつける雨音なども気になるもので

そうした『雨』が織りなす 様々なメリットデメリットを巧みに操れるようになれたら

建築の上級者なのかなと 常日頃感じています。

そのほかにも

必ずといっていいほど 必要とされると思われがちな『雨樋』をあえて無くすことで、

しずくを愛でるような設計ができれば、私たちとしては なかなか味わい深い建物ができるのではないかな~ とひそかにニンマリしてしまうのです。

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