有限会社アクラ

BLOG & NEWS

Scroll
柔らかい光
2025.01.31

こんにちはアクラです。

気づいてみたら1月も終わりとなりましたね。

そんな1月最終日、年明けに開催した見学会を行った住宅の写真撮影を行いました。

カメラマンさんと談笑しながら

伝わる住まいの空気感という話題の中で

『柔らかさ』、『カドが少ない』、『線引きがない』 というワードが出て

作り手としても、建物の全体的な調和がそう伝わっていることに

そうかも と思うところがありました。

建物がプレーンになり

その存在がファジーになってくると、生活する『人』自体が浮き上がってくる感じがします。

また、生活する道具や、食卓に並ぶ料理や、晩酌、植物たち、もしかしたら家族の会話や流れる音楽なども輪郭が浮き上がり、純粋に味わえるのかなと思います。

今回の住まうオーナーの何気ない日常、その日々が楽しくなるような背景づくりは

柔らかさにあったのかなと ふと思うのでありました。

付け足すことはできるが、引き算を繰り返すことの方が難しい。

でもそこが面白い。

素敵な晩酌が楽しめることを祈ります。

味わってみる
2025.01.20

こんにちは、アクラです。

先日の見学会を終えて、お引渡しまでに

外回り工事中の某邸。

改めて、材質の一つ一つが

こうして建物の全体を形成して空間になっていることを体感しています。

空間は面白いもので

大きさ、形は一緒でも、

材質から跳ね返ってくる光と、質感、香りや触れた感触、配色、光沢などなど

冷たくも、温かくもなるし

落ち着きも、緊張もします。

住宅という役割と

オーナー様が求め、感じる落ち着きが

何が合うのか?

微妙な違いで

全体の調和が変わってきたりします。

お味噌汁のように

う~ん コレコレ!となる

全体のお味を求めて(笑)

お家の空間も味わう時間が必要だなと思います。

誰もいない居室でしばらく時間をかけながら味わって見れるのは

家づくりをする人間の一人としてありがたいと同時に悩ましいところでもありますね。

○○風、にならないデザイン
2024.07.02

こんにちは、アクラです。

雨が激しく降る日が続いていますね。

植物たちにとっては、みずみずしい時期で元気です。

さて、先日はリノベーションを終えた古民家が引き渡しとなりました。

完成写真を撮影しながら、

新築とは異なり、リノベーションは既存建物と新設する材料の融合が絶対に発生していくなと感じていました。

そのため、時間(時代)にも左右されず、また洋風とも和風とも左右されない

デザインが、何なのか

高級とチープの違いが何なのか

考えさせられます。

大事なことは

置くものを、できるだけプレーンなデザイン表現されているものを選定していく事

なのかなと考えています。

プレーンなデザインは

素材そのもの

が潔く表現されているもの。

この潔くというのがなかなか難しいんですが(笑)

装飾を排除していく事が

それに近いのかなとい思います。

装飾とは『目立つこと』

ですが、目立たせないデザインが

プレーンなデザインだとも思うわけです。

このリノベーションでは

目立たせない事で

爽やかに 時代や

ジャンル別されるような

デザインから少し離れて

どんな人にも好かれる

白いシャツのような、カタチを追い求めるわけですが、、、。

なかなか悩みは続くのでありました(笑)

ARCHIVES