こんにちはアクラです。
岡山の桜が満開となった
4月6日・7日の週末でしたね。
皆様にとってもよいお花見に
なりましたでしょうか?
さて、現在某事務所棟工事が佳境を迎えています。
そろそろ足場が解体されるので
外部デザインのお披露目が楽しみに
なってきました。
内装工事の仕上がりも近づいてきましたので、オーナー様と一緒に完成へ足並みをそろえています。内部の空間で、ポイントごとに存在する開口部。いわゆる『窓』が良い仕事してくれています。
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最近は、建物の断熱・気密レベルを上げるために、施工内容の中で特に気密に力を入れていることが多いわけですが、春のような季節になると、空気を取り入れることが多くなってきます。
気密性・断熱性の向上を言えば、開口部は少なくしたほうが良い。となるわけですが人間が使う空間として、開口部が小さく・少ない。そんな季節を感じれない場所づくりはいかがなものかと思うのです。
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日本は春夏秋冬があり、また、雨・曇り・晴れ・風などなど、一日のグラデーションもその日によってさまざまに変わりますし、当然、温度湿度も大きく変わります。
それらは、日常生活の活動・家事等だけでなく、職場での人への環境・モノづくりへの影響など、少なからず関係することが多いです。
ですので、日常の変化を感じ取るために、『開口部=窓』と人の『居場所』と結びつけることが、アクラとしては大切かなと考えています。
『季節を流し込む』という表現は言い過ぎかもしれませんが、開口部には、窓は開けなくても、見えない人への影響が大きくあると考えています。
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何気なく取り込む光・景色・木々の色づき、風の揺れ具合、滴る雨のしずくなど。場合によっては、人の動きや、物の動きなど、開口部が唯一外部空間からのメッセージを受け取れるものになります。
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室内からも、屋外からも、バランスの良い開口部の位置関係を大切にしつつ、安易にプライバシー優先のスリガラスにする前に、外部のセンサーである『開口部』について考えてみることを、オススメしています。
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