作りながら考える。
2025.04.25
こんにちは、アクラです。
新緑が目に飛び込んでくる季節となってきました。
目にも体にも爽やかな時期です。

アクラでは建物を作りながら考える
ようにしています。
建築工事の都合上、段取り・準備を考えるのであれば、すべて設計し終えてそれぞれの
発注をしつつ、工事に着手していく事がセオリーではあるのですが
空間というのは、出来上がってみないとその場の空気感や景色というのは、想像と異なってくるものだと考えます。

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私たち建築のプロでもそう思うのですから、クライアントはその数倍 感じる事も多いのではないかと思うのです。

空間をその場で感じてもらうには
やはり出来上がったあとでないと
分からないことも多いです。
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その時の季節や、空気、風の流れ
湿度や音の具合など
複数の要因を感じながら
アプローチから生活の流れを
確かめることで
図面や仕様書だけでない
実際のスケール感覚や
時間の流れも、想像し、また
気づくことも多いわけです。

現在の住まいを改修する
リノベーションなら想像
しやすいですが
新築の場合は、なおさら
作りながら考えることが
大切ではないかと思うのです。
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効率化の時代とは少し逆行するようですが、感覚的に空間を確かめる作業が
住み手の建築に対する
愛着の深さにも
つながってくるのではないでしょうか