手紙のお礼、仕事への感謝。
2024.12.03
こんにちは、アクラです。
11月末に、7月からスタートしていた
古民家のリノベーション工事が、大詰めを迎えました。
語りかけてくる無言のメッセージを、一つずつ読み解きながら
クライアントと一緒に
提案させていただきました。
悩んだ量も多かったですが
その分だけ、素敵なリノベーションと、私たちの技術も
引き上げてもらえた気がしています。
建築当時のこだわりは、材質もさることながら
建材一つ一つが持っているそのスケールの大きさと、それらを
生かし切ったダイナミックさだと感じます。
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現代ではなかなか丸太を生かした小屋組みの建物は少ないわけですが
それらが、家の家から見下ろす雰囲気は
不思議と落ち着きと安定感を伝えてくれます。
これはなかなか写真では表現しきれず、正直なところ体感して初めて
伝わるものがあるなと感じます。
この度のお仕事に携わらせてもらって
改めて、材質が持つ力とそれらの生かし方を考える事が
建築に従事する者の役割なのかなと思います。
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出した答えが、本当に正解なのかは
実際にこれから生活されるS様が
この住まいで、思う存分楽しんで
いただけたら
それが正解なのかなと思うのです。
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さて、最後の仕上げまで
あと少しです。