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【守るということ】
2018.07.31

先月18日、大阪府北部を震源とする大きな地震が発生しました。
亡くなった方をはじめ、被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。

 

岡山は地震が少ないイメージあるかもしれませんが、
今年の4月に起きた島根県西部地震の際は震度4の揺れが観測されました。
2016年の鳥取県中部地震でも、震度5強という強い揺れが観測されています。

 

地震被害は決して他人事ではありません

 

耐震・制振・免震
全てを最上級のものにしていくと価格も上限を知らない・・・
それでもお客様にはそれぞれの予算もある。

防災に関する考察と悩みは、これまでもこれからも永続的に無くならずに付いてくるだろうと感じます。

 

それでも、
安心して住める安全な家を建てたい

建築基準法をクリアしたとしても、震度6強のような1回の大きな揺れを防ぐだけでは物足りなさを感じるんです。

 

建築基準法にとらわれず、
自分の納得のいくそれ以上の手作りの家こそが、アクラの家であるように

【夏の暑さを乗り切る強さ】

強い日差しと厳しい暑さ。
辛いのは人間だけでなく、植物も同じです。

観葉植物を置きたいけど、部屋も暑いのでこの時期は枯れやすい…
そのようなお話を聞くことも。

 

そこで今回は、暑さに強い観葉植物をいくつかご紹介します!

 

1.オーガスタ
バナナに近い種類の植物で、熱帯植物らしく大きな葉っぱが特徴。

葉からたくさん水分を放出するので、加湿器代わりにも。うまく育てると大きな花がつきます。

 

  

2.セローム
実はサトイモの仲間。梅雨時期には空気中の水分を吸って、気根がぐんぐん伸びます。伸びすぎたと思ったら、切ってもらって構いません。

毎日水をあげず、土が乾いてからたっぷりあげましょう。

 

 

3.ユッカ
ツンと尖った葉が特徴で、暑さにも寒さにも強い初心者向けの植物。

「成長・発展の樹」といわれていて、プレゼントにも。

あと、大事なのは水をあげるタイミング。
暑い時期の昼間に水をあげると蒸れて根が傷んでしまうので、水をあげるなら朝の9時までか、日が落ちてからの時間帯がおすすめです。

 

 

アクラの事務所にも様々な観葉植物を置いています。
ご興味のある方は気軽にお店をのぞいてみてくださいね。

【少しのムラが味を出す】

自然素材をたくさん使う私たちの家。
自然素材は見た目だけでなく、機能性も良いので少しずつご紹介させていただきます。

 

今回は「タイル」。

 


素材によって焼く温度が違うのですが、タイルは高温で焼くので密度や硬度が高いのが特長。外壁に貼ってもタイル自体はほとんど経年劣化しません。

 

現存する世界最古のタイルは、エジプトで紀元前5000年近く前に作られたもの。
それぐらい長持ちするんです。

 

タイルの素材はさまざまですが、
タイルをコーティングしてくれる釉薬(ゆうやく)がかかったものは耐水性に優れていて水回りに使ったり、デザインのアクセントとして取り入れる方も多くいらっしゃいます。

 

磁器質のタイルは小さい穴がたくさん空いていて吸水性に優れているので、
木材と同じような調湿効果も。

 

 

またタイルが持つ少しのムラは味のある空間にしてくれます。
最近ではタイルとタイルの間の目地の色も選べるようになったので、組み合わせによって様々なアレンジができます。

 

目地の色だけでなく、太さを変えたりするとまた印象が変わるのも面白いところ。

 

ほかの自然素材についてはまた今後ご紹介させていただきますね。

【適材適所】

照明、建具、設備…
家を建てるときに、決めなくてはならないことがたくさんあります。

その中でも特に気になる方が多い収納スペース。

 

 

「できる限り収納をたくさん作りたい。」
お客様からもよくご相談を受けます。

将来のことを考えて、収納スペースを多めに作っておくことは大切です。


しかしそれ以上に大切なのは、しまうものに合わせた場所に設置すること。

 

例えば「玄関クローク」。

ガーデニンググッズや、三輪車など、アウトドア用品など
家の中には持って入りにくいけど、外に置きっ放しにしておくのは。
というものを置くのに重宝します。

 

ハンガーを置いて置くと、出しなにさっと上着を着て出られるだけでなく、
もし雨で上着が濡れてしまったとき、

外で遊んで服が汚れてしまったとき、
部屋が濡れたり汚れたりする心配もありません。

 

日々の暮らしをイメージし、必要な場所に必要なものをおく。
そうすることで、動線がよくなり永く快適に住める家になります。

お客様の生活に合わせた家を作る。。
これもまた手作りの醍醐味かもしれませんね。

【残すか変えるか】
2018.07.17

「リフォームとリノベーションってどう違うの?」と聞かれることがよくあります。

 

簡単にいうと、リフォームは古くなったものを新しい状態に戻すこと
例えば壊れたところを修理したり、古くなった壁紙を新しくしたりすることです。

 

一方リノベーションには英語で「革新」という意味があり、
ただ直すだけではなく、機能や価値をアップさせることを言います
暮らし方に合わせて間取りを変えたり、造作家具を入れてデザイン性をプラスするという感じです。

 

 

ただ、明確な区別がないこの2つの言葉。

 

特にリノベーションは家のどの部分を残し、どの部分を新しくするか。
設計図だけでなく、現場でも作業を行いながらこそ感じる部分もあったり。
とても考えさせられます。

 

古き良きものを残しつつ、プラスαの手を加えることにより、いい味を出していく。
歴史を刻んできた傷や汚れを活かすことも、リノベーションスタイル

 

職人、設計、監督を一貫してやっていると感じることがあります。

 

現場での作業中に気づくこともある良さ。
そこには、施工前の設計図だけではカタチにできない良さがある。

 

現場での気づきの実現には、
施主と施工者との信頼関係が必要不可欠なんですね。

 

追い求めるのは、センスだけじゃない。
人間の持てる協調性に最高のリノベーションのカギはありました。

【土地探しの悩み 後編】
2018.07.14

前回は土地選びについて、「少し難しい形や方角の土地でも、設計でカバーもできる」ということをご紹介しました。
でも残念ながら、全ての土地が設計でカバーできるとは限りません。

 

土地の価格はエリアの利便性と面積でおおよそ決まり、土地そのものが使いやすいかどうか(方角とか形とか面積とか)で、値段が上下してきます。

 

しかしどれだけ使いやすくて価格が安くても、避けたほうがいい土地もあります。
それは、周辺に嫌悪(けんお)施設や騒音の発生源があるケースです。

 

 

例えば遅くまで賑やかな飲み屋さんが側にあったり、朝は人が少なかったのに時間帯を変えると交通量が大きく増えたりするような土地です。

 

困ったことに、嫌悪施設や騒音の状況は一度見学に行っただけだと把握しきれません。家を建てたらずっと暮らすことになる場所ですので、手間を惜しむのは禁物。時間帯を変えて何度か様子を見てみましょう

 

近所の方に、「買おうか迷ってるんですが」と、さりげなく様子を聞いてみてもいいかもしれませんね。

 

ずっと暮らす土地だから、周辺環境は大切。
心地よく暮らせる家を、私たちと一緒に目指しましょう

【土地探しの悩み 前編】

このたび西日本の記録的な集中豪雨により、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今なお避難されている皆様、復旧作業に従事されている皆様のご安全を心よりお祈り申し上げます。

 

 

お客様から土地探しについてご相談を受けることがあります。
一戸建ての注文住宅は、土地がなければ建てられません。
そこで今回は土地探しのことについて、少しお話させていただきます。

 

 

土地の価格は、エリアの相場と面積によってほとんど決まります。
駅に近い、便利な土地ほど高く、土地の形や道路との間にある段差、方角など、さまざまな条件で少しずつ価格(坪単価)が変わってきます。

 

また土地によっては、「建ぺい率」「容積率」「斜線制限」など法律による制限があり、
建物の高さや広さが決まっていることも。

 

もちろん一番高い土地は長方形に近い形で、段差がなく方角にも恵まれており、法規制があまりないところ。
でも、一棟一棟に合わせて設計ができれば、ちょっとお手ごろな土地を手に入れて設計でカバーするという選択肢も出てきます。

 

土地の形状や条件に合わせた設計によっては、一般的に難しいとされる「敷地内に段差がある」「極端に狭い」「形が三角形に近い」といった条件の土地にもご対応できることも!

 

「安いけど、どうかな?」と迷っておられる土地があれば、現地見学の同行をしたり、
条件をお知らせいただければ、不動産会社からの土地の紹介も可能です。
土地選びで迷っている方は、相談してみてください。

【~自然の懐(ふところ)~】
2018.07.05

以前、山好きのご近所さんのお誘いで、鳥取県の大山に登ってきました。
中国地方最高峰の山で、日本百名山にも選定されている山です。

2段分ほどの高さがある階段を、
ひたすら登る道が8合目付近まで続きます。
自分の歩幅で登れないのはきついけど、登るたびに刻々と変わっていく景色は素晴らしいものでした。

 

8合目以降は「ダイセンキャラボク」という
国の特別天然記念物を保護するため、
木道(もくどう:木の板の道)が整備されていました
大山は火山なので崩れやすく、貴重な純林を傷つけないよう整備されたそうです。

GWの後半でしたが、上のほうには少し雪も残っていて、山頂の気温はなんと1℃。
この日は風も強かったので外での昼食はあきらめ、山小屋でカップラーメンとおにぎりを食べての下山となりました。
運動不足の私にとっては、ハードな登山でしたが、雄大な大山の自然と緑に包まれる時間はとても気持ちがいいものでした。

麓には豪円湯院と言う温泉があり、登山のつかれも吹っ飛ぶ最高のお湯につかり家路につきました。

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